上関原発計画(山口県上関町)の“やらせ”説明会が問題になっている中国電力(広島市・苅田知英社長)が、筆頭株主の山口県から、現職を含む県幹部や県議会議員15人を「個人的に」役員として採用し、仕事は月1~2回の役員会に出るだけで年100万円前後の報酬を支払っていた。
◇中国電力役員になった山口県幹部・県議15人
中国電力の有価証券報告書によれば、同社の監査役や取締役に就いた山口県幹部と県議会議員は次のとおりである。
【山口県議会議員】
① 二木謙吾 副議長=中国電力監査役(1957年5月~59年5月)
② 滝口純 議長=中国電力監査役(1959年5月~61年5月、64年5月~66年5月)
③ 田熊文助 議長=中国電力監査役(1961年5月~63年5月)
④吉井公人 議長=中国電力監査役(1963年5月~64年5月、66年5月~67年5月)
【山口県幹部】
① 橋本正之 県知事=中国電力取締役(1966年5月~70年5月)
② 岸本孝二 副知事=中国電力取締役(1970年5月~77年6月)
③ 三好啓治 公営企業管理者=中国電力取締役(1977年6月~83年6月)
④ 小田村泰祐 商工労働部長、退職後は参与=中国電力取締役(1983年6月~85年6月)
⑤ 藤本裕夫 農林部長、退職後は参与=中国電力取締役(1985年6月~86年6月)
⑥ 中村恒易 副知事、退職後は顧問=中国電力取締役(1986年6月~89年6月)
⑦ 深井淨 企画部長兼理事、退職後は参与=中国電力取締役(1989年6月~91年6月)
⑧ 安井達夫 企画部長、退職後は参与=中国電力取締役(1991年6月~93年6月)
⑨ 佐々木重行 商工労働部長、退職後に公営企業管理者、その後参与=中国電力取締役(1993年6月~95年6月)
⑩ 冨永和信 農林部長、退職後に公営企業管理者=中国電力取締役(1995年6月~96年6月)
⑪ 秋本博之 農林部長、退職後に財団法人山口県振興財団顧問=中国電力取締役(1996年6月~2001年6月)
県議4人、幹部11人の計15人にのぼる。1957年から66年ごろまでは、現職の県議会議員を監査役として採用し、66年以降はすべて県の幹部(現職、OB)が取締役になっている。元知事の橋本正之氏のように衆議院議員の経歴を持つ人物もいる。
中国電力の電気料金は高いですよね!
返信削除赤字にならないよう電気料金に上乗せできるし、社員の給料も高い。
お金もばらまいてるから仕方ないか…
エネルギアコミュニケーンズの赤字補填も電気料金で? おかしいよね…