指針

Twitter Party of Japan is widely shared awareness beyond thought confessionalismcollected from Twitter spreads to reflect the activities of political  http://jtpartyeng.blogspot.com/ 

投稿の基準について

 当ブログの記事は、情報のソースを出来る限り確認して作成することを原則としています。
 また、記事の内容についても2名以上の意見をまとめて作成することを原則としています。
 投稿依頼も受け付けていますが、上記の原則を踏まえて可能な範囲でソースの明示をお願いしてます。(ただし、絶対条件ではありません。)
 
日本ツイッター党は新エネルギー推進を応援します。

2011年4月29日金曜日

放射能汚染から身を守るには(1)

福島第一原発の事故により、現在まで日本は福島県を中心に主に南東北から関東エリアで、土壌、空気、水が放射能(ここでは放射性物質と放射線を「放射能」と一言で括ります)に汚染されています。
放射能による汚染は、言ってしまえば生物の遺伝子(DNA)を破壊することで遺伝子異常を来たし、生物が本来の機能を果たせなくなることです。汚染の最悪かつ最終形態は、生命の死です。

遺伝子はデオキシリボ核酸(DNA)と言う物質で出来ています。DNAはアデニン、チアミン、シトシン、グアニンと言う4つの塩基が二重螺旋構造を取った形で成り立っています。DNA二重螺旋構造が緻密に巻かれたものが染色体であり、皆さんの体の細胞に存在しています。
遺伝子の代表的な役割は蛋白質を作る情報を保持することと、子孫を残すための情報を保持することです。

DNAを構成する4つの塩基は、5〜7eV(単位。エレクトロンボルト)で「電子の共有結合」と言う仕方で結合し、二重螺旋構造を維持しています。

低線量放射線(1〜100mSv or 250mSv)は、この「電子の共有結合」をDNAの両側で切る「2本鎖切断」を起こします。すると二重螺旋のうち二本とも傷ついてしまうわけですから、向かい合う構造がなくなり、塩基が正しい情報を保持できず、蛋白質を作るための情報が間違ってしまい、異常な蛋白質が出来てしまいます。(DNAは二本なので、一本のみが切断されても、残りの一本が正常であれば、正常な情報は保持されます。)

異常な蛋白質は本来の機能が果たせ無いため、異常な蛋白質が多ければ多いほど、皮膚や筋肉、内臓の働きが異常になります。これが更に拡大すると、癌や炎症、機能障害と言う病態になり、生命が危機に陥ります。脳の機能障害はうつ病、統合失調症、神経症、認知症などです。

1.2mSv/年は原子力安全性委員会の指針では人体に影響はありませんが、1.2mSv/月は屋内退避のレベルです。
しかしこの1.2mSvと言う線量の放射線は、24個に1個の割合で、DNAの「二本鎖切断」を起こします。良く、安全厨の放射線科医は「DNAには自己修復能力があるからDNAが傷ついても大丈夫」と言いますが、それは一本鎖切断の場合であり、二本とも切断すれば、遺伝子の損傷=情報ミスなのです。
二本鎖切断が癌抑制遺伝子で起これば、癌抑制遺伝子は癌遺伝子になることも可能でしょう。

そもそも、放射線科医や放射線技師は、患者にレントゲンを当てるとき、自分は鉛の入ったエプロンを付けて、アセアセ逃げます。自分の子供を検査する時は精巣や卵巣のある位置をしっかりと鉛エプロンでガードします。是非彼らの現実の姿を病院で観察して下さい。

次は内部被曝についてです。
内部被曝はα、β、γ線で起きます。α線は人間の体内では40μメートルを飛びます。
1本のα線は約400万eV(エレクトロンボルト)のエネルギーを持っています。体内に入ると、この約400万eVを40μメートル移動する際に放出します。
α線は1個の原子のなかの1つの電子を、約40eVで吹き飛ばします。
つまり、1本のα線は体内で10万個の電子を吹き飛ばすことで、DNAを切断します。
しかもα線が体内のどこに入り、どのDNAを傷つけるかは、まったく予想がつきません。

広島長崎被曝者生涯追跡調査(これには内部被曝による影響は含まれていません)によれば、被曝者の平均被曝線量は200mSv、被曝者の75%は5〜20mSvと言う、低線量でした。この被曝者群では癌、白血病、そして癌以外の疾患が発生しています。心疾患や消化器疾患も、癌と同様に線量に比例して発生し、ゆっくり発生しゆっくり増大しています。この追跡調査は現在も継続中です。

1986年のチェルノブイリ原発事故による、ベラルーシのゴメル州における精神障害について、オランダの精神科医チームが調査委をしました。ゴメル州はチェルノブイリから約130kmにあるベラルーシ南部の州です。ここには被曝者専用病院があり、白血病や癌が増えています。
チームはゴメル州と、モスクワの北部にあるトヴェル州を比較対象地域として、調査しました。トヴェルはチェルノブイリ原発事故の直接の影響は受けていないとされています。

調査では、両州で精神障害の有病率(ある時点で、ある疾病を持っている人の人口に対する割合)は、明らかに高くなりました。うつ病はトヴェル州で高く、自己報告式の症状スコアはゴメル州が高いことが分かりました。

カザフスタンのセミパラティンスク核実験場については次のような報告があります。

セミパラティンスク核実験場地域別に住む住民の49.5%が精神遅滞、29%が統合失調症でした。統合失調症の42.3%は一回目の核実験が実施された1949年より以前に生まれた40台の住民でした。
精神遅滞は61.2%が10〜30台の世代であり、8.3%がより年齢の高い世代となっていました。
また、カザフスタン全域に比べて、セミパラティンスクでは癲癇(てんかん)の患者は2倍でした。

以上を総括すると、放射線量の程度や放射性物質の如何に関わらず、自然被曝を除いた人工的な被曝では、人体のあらゆる部位にどんな異常が起こっても不思議ではない、と言うことがいえます。

0 件のコメント:

コメントを投稿