放射能と言うと遺伝子レベルでの話が多くなりますが、細胞レベルで見るとどうなるのでしょう。
全身に60兆個ある細胞の、細胞膜の50%がレシチンと言う物質で構成されています。
レシチンは大豆や卵に多く含まれており、サポニンやイソフラボンと同様に、抗ガン作用が確認されています。
細胞膜の主要な成分であり、細胞を維持し、ビタミン・ミネラルを吸収し、老廃物や不要な物質を排出する働きがあります。
また、大豆や玄米のヌカに含まれるフィチン酸には体内の重金属を体外に排出する作用があります。放射性物質は重金属です。(尚、アメリカの研究では、フィチン酸が豊富な玄米食を継続しても、大切なミネラルを過剰に排出し貧血などを引き起こすことは無い、と結論が出ました。ミネラルの少ない副食+大量の玄米食を続ければ、貧血が起こる可能性はあります。事実、厳格なマクロビオティックを数年続けた人は、肌が浅黒く、体内のビタミンやミネラルが欠乏しています)
上述した大豆の効能を細胞レベルで考えると、
1)フィチン酸が放射性物質を体外へ排出する
2)放射能により傷害され異常になったDNAから作られた異常な蛋白質により、異常な細胞が構成されようとしても(例えば、将来のガン細胞が出来ようとしても)、大豆由来のレシチンが細胞膜を正常化するため、異常蛋白質を正常な細胞膜が排出してしまい、異常細胞はガンにまではなれない。(=抗ガン作用)
※ガンは異常細胞の塊であり、正常な細胞であれば生成を停止するはずの蛋白質の生成を、いつまでも停止出来ずに増殖し続けることで、ガン細胞からガンになります。
の2つがあります。聖フランシスコ病院で使用された食品のなかに味噌がありますが、味噌は大豆製品ですね。
秋月医師は、食養の知識と経験を元に、食糧事情が悪く、かつ、遺伝子の二重螺旋構造が解明されていなかった時代に、手元にあった材料で人類未踏であった大規模原爆症を1人の被害者も出さずに克服すると言う、ノーベル賞ものの成果を出されました。
現代日本医学は、新しい薬だの世界初の治験だの機械だのと、やたらと未知で新しい知識ばかりを追求する傾向にありますが、先人は昔ながらの生活に目を向け、素朴な食事を治療に使用していました。
チェルノブイリ原発事故や湾岸戦争でも秋月医師の経験と提言は生かされ、日本を遠く離れた国で味噌やワカメ、ヒジキが非日本人に食べられていたのは、年々食が欧米化する日本にとっては大変な皮肉です。
放射線被爆に対して個人が自宅で出来る治療と予防としては、食事を味噌、玄米食、海藻を中心とし、充分な塩分を採り、砂糖を禁止し、新鮮な野菜や果物を加えた食事を常用することでしょう。
新鮮な野菜と果物にもビタミンやミネラルが含まれているので、玄米食と海藻によるビタミン・ミネラル補給を更に後押しする働きがあります。
50年前に比較すると、現在の野菜に含有されるビタミン・ミネラルの量は殆どが減少しています。かぼちゃのビタミンA、そして、ほうれん草のビタミンCは1/3になりました。よって、秋山医師の食事療法のみを実施しても、現代人には足りないのです。
ですが良く見直すと、「甘いものではなく、玄米や野菜と言った苦味のあるものを、良質の植物性蛋白が豊富な大豆製品の代表格である味噌にワカメを入れて、かぼちゃやヒジキを副食にして食べる」と言うのは、日本人の伝統ですし、簡単に実践出来きます。私には今回の事故は我々日本人に対し自然界が「日本人よ、大和に還れ」と言っているように聞こえます。
今回で、日本は三回目の核爆発を喰らったことになります。しかも現時点(平成23年4月29日)で終息していません。私たちは目の前にある日本と言う国の歴史と食文化を見直し、
( ´ω`)(´<_` ) 流石だよな俺ら。
の精神で、乗り切ろうではありませんか。
(長くなったためソースは後日出しますが、半分以上はTwitter@hirokoohmiでtweetしたものです)
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